三原山の会行事として2月26日に実施した広島登山研究所代表松島宏さんの講演会は,登山を目指す者にとってすばらしい講演でした。
松島さんの思いは当日配布された次の資料に要約されています。
メンバーとしてあるべき姿
・自立した登山者を目指す。
・メンバーどうしで助け合う。
・最終的に最悪を想定する。
・山中で孤立することを前提に主体的に準備する。
人をあてにしない。
・読図や現在位置の確認を他人任せにしない。
・不可力を鍛え自分の装備と団体装備を平気で担ぐ。
・体力保持に努め体調管理に努める。
・パーティ内の人間関係を大切にし、発言や行動には注意する。
思ったことを全て言わない。
・他のメンバーを大切にする。思いやる。
・出来るだけ役割を分担し他者のために尽くす。
利己主義は捨てる。
捨てられない人は単独行へ!
当たり前と言えば当たり前のことばかりですが,おろそかになっていることもあると思いました。特に自立した登山者になりなさいと言う言葉は,リーダーまかせの山行ばかり行っている者にとっては痛い言葉です。どんな山でも何があるか分かりません。例え山中で一人になってもしのげるよう,自立した登山者として行動できるよう準備しましょう。