三原山の会

ルール・マナーを守って楽しい登山!

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〒723-0017 三原市港町1-6-2(大鵬食堂)

迷走台風と裏銀座縦走

迷走台風と裏銀座縦走

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台風5号は太平洋上を西へ、東へ、西へ、と迷走。出発日の前日の頃から北に方向を変えた。

長野県の週間天気予報に目をやると、雨の確率は低い。今回の裏銀座縦走を断念か、決行か。

小屋での停滞等、多少のアクシデント覚悟で、メンバーにメールを打つ「台風が気になりますが、予定どおり実施します」返事は「了解、リーダーの指示に従います」異議を唱える者なし。

予定通り8月5日午前3時三原を出発。

5泊6日の山行のスタート

 

裏銀座縦走高瀬ダム~烏帽子小屋

当日のGPSの軌跡です。ヤマップ(スマホに取り込んだアプリ)からダウンロードしました。

今回の山行でヤマップは重宝しました。

 

 

 

5泊6日のレポート、少し長くなります悪しからずご了承ください

 

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山の1日目

6日午前5時30分七倉山荘をタクシーに分乗して登山口へ。

高瀬ダムの堰堤が裏銀座縦走の登山口。ブナ立尾根の急坂を登り詰め、烏帽子小屋を目指す。

堰堤から遥か彼方に烏帽子小屋のある稜線が見える。稜線のピークは烏帽子岳とタクシー運転手から聞いた。

三原山の会有志平均年齢67歳の裏銀座縦走のスタートである。

 

 

DSCN6445胸が高鳴る。2カ月以上前から(計画は1年前)、このスタートを切る為トレーニングしてきた。3週間前のトレーニング登山では、脹脛にマダニが食いつき、病院で切除した。運悪く腰を痛め、電気、鍼、マッサージのお世話にもなり、出発1週間前にやっと回復した。

体調は万全だが「天気晴朗なれど波髙し」台風は相変わらず、未だノロノロと進んでいる。進路予想は長野県を直撃か?

 

 

 

 

DSCN6450トンネルを抜けると、左に折れ、つり橋を渡る。川床から吊橋の高さは低い。高所恐怖症の小生でもルンルンである。

 

 

 

 

 

 

DSCN6464堰堤を出発して20分。

衣服調整と水分補給。

見上げるブナ立て尾根。見上げる首の角度で高さが分かりますか?

 

 

 

 

DSCN6485今まで急坂と言われる燕岳の合戦尾根や笠ヶ岳の笠新道を登った。合戦尾根の小屋にあるスイカは無い、笠新道にある穂高の展望は無い。

ブナ立て尾根は樹林帯の中をひたすら登る。「結構きついぞー」なめたらアカン。

 

 

 

 

 

DSCN656611時40分。出発して約6時間、ご一行9名全員烏帽子小屋に無事到着。

昼食にカレーライスを食べ、烏帽子岳へのトライ組と小屋での留守番組に分かれ、思い思いに半日を過ごす。

 

 

 

 

 

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前烏帽子岳への登山道沿いにコマクサの群落がありました。今が盛りのコマクサ至る所にたくさん咲いていました。

 

 

 

 

 

 

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前烏帽子岳(俗称 ニセ烏帽子岳)。ガスが出て来ました。

 

 

 

 

 

 

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烏帽子小屋の前には一面のイワギキョウ。

 

 

 

 

 

 

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烏帽子小屋の夕食です。夕食時に見たテレビの明日の天気は晴。小屋ではスマホが使えません情報はテレビだけです。

午後8時消灯。1日目が終わりました。

 

 

 

 

 

裏銀座縦走烏帽子小屋~水晶小屋

山の2日目

本日は烏帽子小屋から水晶小屋の縦走です

 

 

 

 

 

 

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烏帽子小屋前のお花畑と朝日を受ける赤牛岳。予報どおり晴です。

お花畑にはイワギキョウとコマクサが咲いていました。(白いコマクサもありました)

 

 

 

 

DSCN6589烏帽子岳がだんだん遠くなります。

烏帽子岳にトライしたのは7名。頂上を極めた者は4名。途中でUターンした者3名。

Uターンの言い訳「ガスが濃く登っても何も見えないので止めました」

 

 

 

 

DSCN6580アルプスの稜線歩きはすがすがしい。良き山、良きメンバー、これだからやめられません。

 

 

 

 

 

 

DSCN6593三ツ岳の肩から目指す槍ヶ岳が初めて姿を見せる。

槍ヶ岳を見ながらの縦走の始まりです。進行方向左に目を向ければ、槍ヶ岳これから少しづつ近くなります。

 

 

 

 

 

DSCN6595烏帽子小屋と烏帽子岳の見納めです。三ツ岳を越えると見えなくなります。

 

 

 

 

 

 

DSCN6602 遠くに立山が見えます。

 

 

 

 

 

 

DSCN6605合成槍ヶ岳をバックに一枚。

 

 

 

 

 

 

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野口五郎小屋でトイレ休憩です。フロントのお兄ちゃん「キャンセル続出。いたいよー」

まだ、我々の縦走には台風の影響はありません。

 

 

 

 

 

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野口五郎岳頂上です。左に槍ヶ岳、右に鷲羽岳。

 

 

 

 

 

 

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野口五郎岳から野口五郎小屋を振り返る。北アルプスの最深部、天気も下り坂であり、周辺には若いソロの男性1名以外登山者はいません。

 

 

 

 

 

 

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北鎌尾根から続く槍ヶ岳がはっきりと見えます。

 

 

 

 

 

 

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今日のゴールの水晶小屋が見えています。

 

 

 

 

 

 

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花崗岩で白っぽい山容の野口五郎岳を振り返る。

 

 

 

 

 

 

DSCN6634野口五郎岳が遠くなり、さらに後方の山にはガスが掛かり始めました。

 

 

 

 

 

 

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水晶小屋が目視で確認できます。

 

 

 

 

 

 

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水晶小屋に到着です。スタッフから出迎えを受ける。

小屋に入る前から小雨となり、いよいよ台風の影響を受け始める。

 

 

 

 

 

DSCN6640水晶小屋の夕食はカレーです。ルーは薄く香りも無い。山小屋らしい食事?

風、雨とも強くなりました。水晶小屋ではスマホが使え、台風情報を逐次把握する。

全員集合。収集した情報を伝え、協議の結果、水晶小屋に連泊と決定する。

次の宿泊先の双六小屋に予約の変更を連絡する。

2日目の終了です。

 

 

 

DSCN6641山の3日目

 台風の影響で水晶小屋に停滞です。

午前5時水晶小屋の朝食、本日は小屋に停滞、長い1日の始まりです。

外は風・雨とも強く雨戸を打つ音が室内に響く。

 

 

 

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思い思いに過ごす。

談笑する者。

 

 

 

 

 

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寝る者。

 

 

 

 

 

 

DSCN6645ロープワークする者。

ソロの若い男性が水晶岳へ行って帰ったが全身びしょぬれ。一日中本降りの雨、停滞が正解であった。

 

 

 

 

 

DSCN6649連泊の夕食もカレーライス。小屋は改装され綺麗で、トイレは水洗であったが、食事はもう一つ物足りない。

小屋のスタッフの食事がチラッと見えました。美味しそうな物が見えました。

3日目の終了

 

 

 

 

裏銀座縦走水晶小屋~双六小屋

山の4日目

本日は水晶小屋から双六小屋まで縦走です

 

 

 

 

 

 

 

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雨は霧雨程度、風は弱い。天候の回復が見込まれそう。

小屋を出発して直ぐ、ライチョウの親子に遭遇。

 

 

 

 

DSCN6661本日一番の難所、ワリモ岳のロープ設置箇所通過。

小屋のスタッフはワリモ岳・鷲羽岳の稜線ルートは風が強いので危険であると言い、黒部源流ルートを推奨したが、我々の判断で稜線ルートを歩いた。

稜線ルートに決定した理由①過去に経験した風と比較すると弱い(数年前の西鎌尾根)②台風はさらに遠ざかっていく③黒部源流の渡渉は水量が多く渡渉は危険?

双六小屋で水晶小屋から来た人に黒部源流ルートの渡渉について聞くと、「水量が多く怖かった」「同行者に補助してもらった」我々が決定した稜線ルートが正解のようだった。

 

 

DSCN6671鷲羽岳はガスの中。

 

 

 

 

 

 

DSCN6680鷲羽岳を下る頃から青空も見えて来た。

 

 

 

 

 

 

DSCN6696鷲羽岳のガレ場を慎重に下ります。

 

 

 

 

 

 

DSCN6704鷲羽岳を安全に下りました。三俣山荘でトイレ休憩と行動食でエネルギーを補給しました。

 

 

 

 

 

 

DSCN6709三俣蓮華岳の登りで、水分補給とレインウエアを脱ぐ小休止を取りました。

 

 

 

 

 

 

DSCN6719三俣蓮華岳の登りから見る双六小屋の倉庫と西鎌尾根の樅沢岳。

 

 

 

 

 

 

DSCN6724三俣蓮華岳が近くなりました。

ここは双六小屋へのトラバースルートと稜線ルートの分岐点です。我々は稜線ルートを選択です。

 

 

 

 

 

DSCN6728三俣蓮華岳頂上直下の登り。

 

 

 

 

 

 

DSCN6737三俣蓮華岳

 

 

 

 

 

 

DSCN6745眼下に三俣山荘

 

 

 

 

 

 

DSCN6748三俣蓮華岳からの槍ヶ岳

 

 

 

 

 

 

DSCN6754三俣蓮華岳から双六岳の稜線から見た黒部五郎岳。カールが美しい。憧れの山の一つです。

 

 

 

 

 

 

DSCN6757遠方はガスで展望はありません。双六岳は正面に槍ヶ岳を見て、手前の丘陵とピークのアングルがすばらしい所ですが見えません。

 

 

 

 

 

 

DSCN6761双六岳から降りて中道ルートとの合流点。後方には雪渓があります。

双六小屋は水が豊富で飲料水は無料ですが、烏帽子小屋、水晶小屋とも500mlが100円の有料でした。

(因みにトイレは水洗です)

 

 

 

 

DSCN678615時10分双六小屋に到着

 

 

 

 

 

 

DSCN6775双六小屋の前から青空に映える鷲羽岳をバックに。

朝方は台風5号の影響が残っていましたが、天候は完全に回復。明日も天気は良さそうです。

 

 

 

 

 

 

DSCN6787双六小屋のテン場と笠ヶ岳

 

 

 

 

 

 

DSCN6769夕食まで、おでんと生ビールでくつろぎました。

 

 

 

 

 

 

DSCN6777双六小屋の夕食。烏帽子小屋や水晶小屋に比べ豪華な夕食です。午後9時消灯。

4日目が終わりました

 

 

 

 

 

裏銀座縦走双六小屋~新穂高温泉

山の5日目

本日は縦走の最終日です。双六小屋から新穂高温泉へ下ります。

予定では双六小屋から槍ヶ岳に登り、槍沢ロッジに1泊して、上高地に降りる予定が、水晶小屋に連泊した為、新穂高温泉へ下山です。

小生は今回も槍ヶ岳に登れませんでした。2度目の機会でしたが、どうも相性が悪いようです。また、いつか。

 

 

 

 

 

DSCN67934時30分から双六小屋の朝食です。

 

 

 

 

 

 

DSCN6799少しだけ朝焼けしている鷲羽岳

 

 

 

 

 

 

DSCN6804双六小屋と裏山にかかる満月

 

 

 

 

 

 

DSCN6808出発前に双六小屋の玄関にて。

 

 

 

 

 

 

DSCN6825笠ヶ岳への稜線上から見た槍ヶ岳と穂高連峰。

 

 

 

 

 

 

DSCN6838双六小屋と鷲羽岳をバックに。

 

 

 

 

 

 

DSCN6845焼岳と乗鞍岳

 

 

 

 

 

 

DSCN6855笠ヶ岳への稜線

 

 

 

 

 

 

DSCN6860鏡平山荘と穂高連峰

 

 

 

 

 

 

DSCN6863弓折岳の分岐。ここから小池新道、鏡平山荘へ下ります。

 

 

 

 

 

 

DSCN6873西鎌尾根と槍ヶ岳とヘリ。ヘリは新穂高温泉方面へ飛び去って行きました。

この当たりからは子槍がはっきりと分かります。

 

 

 

 

 

DSCN6888鏡平山荘の鏡池。逆さ槍が見える展望所ですが、この度は湖面に写っていません。樹木が成長して見えても槍の頭だけか?

この先の小池新道からは、ほとんど槍ヶ岳を見ることができません。長く楽しませてくれた槍の穂先と岩稜帯の見納めです。

 

 

 

 

 

DSCN690310日13時45分新穂高温泉の深山荘着。6日分の汗を流して、裏銀座縦走は終わりました。

台風5号の影響で上高地への下山から新穂高温泉への下山に変更となりましたが、怪我なく全員元気に平均年齢67歳の5泊6日の山行は終わりました。(因みに最高齢は71歳11か月…アッパレ)

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

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